『ハラスメント』ハラスメントになっていませんか。
モラルハラスメント・・・。
各種報道機関が有象無象に生み出す造語も相まって、
世の中はハラスメントまみれです。
あなたが他者にハラスメントを指摘する際、
本当に『行為』に対して指摘していますか?
■結局、『その人自身』が嫌いなだけでは?
学生しかり、社会人しかり、フリーターしかり。
何かしらの組織・集団に属して生活していると思います。
群れて生活している以上、ノートラベルという訳にはいきません。
言われたくない事・されたくない事、あるはずです。
でも、
『Aさんに言われても平気だけど、Bさんに同じ事言われると腹立つ・・・』
『Aさんにされても何とも思わないけど、Bさんに同じ事されると不愉快・・・』
みたいな事、ありませんか?
嫌な言動を世間では俗に
『〇〇ハラスメント』
と言いますが、上記の場合、
嫌なのは本当に言動自体なのでしょうか?
その人にとって嫌なのは言動の内容ではなく、
『嫌いなBさんから生み出された』という面であり、
特に内容ではないのです。
Aさん(好き)『最近太った?w』
Bさん(嫌い)『最近痩せた?』
内容だけ見ればAさんの方がよっぽど酷い事を言っていますが、
おそらくもめるのは
『Bさんに体系に関する事を言われた!セクハラ!』
となるでしょう。
自分が当事者じゃなくてもそうです。
『BさんがCさんにあんな酷い事を言っていた!』
と指摘した際も、同じ内容をBさんではなくAさんが言っていれば
何も問題にはならなかったでしょう。
【罪を憎んで人を憎まず】
と孔子様も仰られましたが、人間そこまでうまく出来ていません。
結局、憎いのは行為ではなく人自身なのです。
■じゃあどうすれば良いの・・・?
事象がハラスメントに該当するか否かは一個人の判断では非常に
難しいです。
個の時の人間と集団の一部としての人間は価値観が異なります。
広く多くの人間に協議に参加してもらうために、
『事実のみを人に伝える能力』
を養いましょう。
これが非常に難しいです。
自分の感情をこめずに、
■なされた行動
■なされた発言
だけを人に伝えるのは凡人にはできません。
どうしても私情が混在してしまいます。
協議に感想は必要ありません。
必要なのは客観的事実と確固たる証拠です。
自分の身は自分で守っていきましょう。