『なぜ同じ職場でも人によって仕事量は偏るのか』の考察
同じ職場
同じ労働環境
同じ仕事内容
同じ人間。
なのに、
なぜか抱える仕事の量は人によって必ず偏る。
もしろん、経験や年齢によって状況は異なる。
しかし、
・優秀なのにいつも忙しそうな人
・新人なのに余裕そうな人
みたいな謎な状況が多々発生する。
なぜなのか。
① 全体管理の人の器
② 他人頼りなスケジュールを組むと即崩壊する
①全体管理の人の器
目の前の仕事に集中している人が、他の人の仕事の進捗も細かく
気にしていられるか・・・。
ムズカシイですね。
なので組織には何かしらグループを管理する人がいます。
その職場にて何等かの肩書きを有している人間の役割となります。
部長・課長・・・。
この人達は組織の管理が上手くて昇進したのでしょうか?
残念ながら異なるケースが多いです。
仕事ができるから昇進したのです。
では、
仕事ができる=グループの管理が上手い
でしょうか?
これも残念ながら違います。
・仕事のボリュームの把握
・各人の役割
・進捗の共有
上記は完璧じゃなくても、自分1人に課された仕事であれば
残業すれば残ります。
仕事の難易度に関わらず、残業して完成すれば
達成している風に見えるのです。
効率や要領よりも、時間投下が評価される環境の場合、
各個人の仕事スキルはあまり評価の対象にはなりません。
自分の時間をいかに多く仕事に割いたか。
これがなぜか一番評価されます。
残業をゴリゴリして仕事を終わらせていた人間が
人の上に立ったらどうなるか。
最悪です。
・終わらせる方法
・簡素化、効率化、短縮方法
そのような環境改善はありません。
今まで時間をかける、という思考停止の1つ覚えでやってきたので、
考えなくてもよかったからです。
されど抗えないのが職場の上下関係。
自分の身を守るために、時間だけに頼らない仕事の仕方をしていきましょう。
②他人頼りなスケジュールを組むと即崩壊する
「この仕事は〇〇さんにお願いして・・・」
「明日の打ち合わせの資料はもうお願いしてあるから・・・」
『もうお願いしてある』
これは
「人に仕事の依頼はしたから、あとは勝手に出来上がっている」
という意味ではありません。
「これから運が良ければ終わるかもしれない」
という意味です。
やり方、注意事項、終わった後の処理・・・
その仕事1つに関して気にしなければならない事項を全て
共有して初めて
「人に仕事をお願いした」
という意味になります。
一言で仕事の主導権が移るようなちゃちい仕事を
しているのであれば、それはそれで良い事とも言えません。
最後に・・・
雇用とは自分の時間とお金との交換です。
お金の為に健康まで売り払う必要はありません。