自分を分けて考える『分人主義』のすすめ
『裏表が激しい』
『人によって態度が変わる』
『相手によってコロコロ変わる』
当たり前です
『自己の存在は他者によって証明される』
使い古された言葉ですが、間違いではないと思います。
あなたという1個人は単体ですが、
あなたが関係している他者の数と比例して、
あなたの存在は増殖します。
・親と居る時の子供としてのあなた
・会社の上司と居る時の部下としてのあなた
・友人といる時のあなた
・キャバクラにいる時のあなた
全て違う表情・考え方をしているはずです。
キャバクラにいる時と親の前にいる時が一緒だったら
むしろ引きます
この考え方を用いると、対人の際に少し気持ちが楽になります。
『どうやったらこの人に気に入ってもらえるだろう・・・』
なんで事は考えなくてよくなります。
どういう事かというと・・・。
相手も同様に、対する者によって人間が変わります。
相手が対象を気に入るか否かは
■対象そのものが好きか否か
ではなく、
■対面している時に出てくる自分が好きか否か
で判断されるのです。
つまり、
自分がその人にとってプラスかマイナスかは自分のパーソナリティではなく、
相手がその時の自分(相手)自身が好きかどうかによって全てが決まります。
そんなのに一喜一憂していても仕方ありません。
気に入ってもらえなかった時は、おそらく自分もその相手といる時の自分は
好きではないはずです。
嫌な相手との関係を希薄にする事によって、
その時の自分は抹殺しましょう。
好きな自分を増やしていけば、おのずと本体を好きになります。
過度な主張は不要ですが、生きていける程度には
自分が好きな自分になりましょう。